子供たちの足は、それぞれ異なるスピードで成長していきます。つまり、一概に何歳だからこのサイズとは言えないのです。
また、ヨーロッパの2歳の子供の足は、一年間で2センチ程伸びることもあります。靴は成長しませんので、同じ靴では足が締め付けられます。靴は常に足に対して余裕がなければ歩いた時に足が詰まって圧迫してしまいます。
すぐ大きくなるからと大きめの靴を履かせることもNGです。靴の中で足が遊び、足の生育に悪いだけでなく、正しい歩き方の習得にも影響を及ぼします。
1~3歳の間は、3~4か月に一度は子供の足をちゃんと見てどれだけ成長したのかをチェックし、その時の足に合った靴を履かせてあげてください。
子供靴選びのチェックポイント
- 1.適度なゆとりがあるか:親指で子供の靴の先端を押してみて当たっていないかどうかを確かめるだけでは不十分です。子供たちの指がちゃんと靴の中で伸びている状態でないと正確に確かめることはできません。その状態で足先に5~10ミリ(子供の人差し指程度)の余裕がある靴を選んであげましょう。大きすぎてもいけません。
- 2.通気性があるか:子供は大人よりも汗をかきます。通気性の悪い樹脂製の靴では湿気が靴の中に溜まり、匂いやウイルスの温床になり得ます。
- 3.ベルトや紐でしっかりホールドできるか:日本は脱ぎ履きの多い文化と言われ、スリッポンのような脱ぎやすい靴が好まれる傾向があります。足を入れるだけのような靴では、足を保護し、歩行を助けるという靴本来の役割を十分に果たせません。正しくホールドされた靴にするだけで子供たちの走るスピードも変わってきます。踵に合わせ、しっかりベルトや紐を締めてあげましょう。
- 4.見えないところまでしっかりした素材を使っているか:靴には先芯とカウンターと言われる芯材が使用されます。これらはそれぞれつま先部分、踵部分に内包され外からは見ることができません。それゆえにしっかり入れているかどうかは品質の見極めにもなります。先芯やカウンターは足の保護だけでなく、靴の型崩れの防止にもなります。
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